ズートピア2は違いを埋めるのではなく、自分のことを受け入れて違いを認め合うことの大切さが分かる映画でした。
しかも今回は4DXで鑑賞してきましたよ。
以下はネタバレを含むのでまだ見てない方はぜひとも本編を鑑賞してから読み進めてください。
4DXでズートピア2を鑑賞した感想
4DX自体が初めてだったのですがけっこう楽しめました。
映画がはじまった時はこんなもんか~って思っていましたが、カーチェイスのシーンなどはめちゃくちゃ揺れます(笑)
しかも、ところどころで光ったり水が出てきたりと「これが4DXか!」と思えました。
でも次も4DXで見たいかと言われればもういいかなって思います。
だって、4DXで見ると1,000円追加料金がかかるので、一度経験できればいいかなって感じでした。
しかし、息子は次も4DXで観たい!と言っていたのでどうなることやらって思います。
ズートピア2は自分のことを認めて他者との違いを受け入れることを教えてくれました
ズートピア2を観て感じたのは金子みすゞさんの「みんな違ってみんな良い」という詩です。
ズートピアを見たことある方なら分かると思いますが、動物の世界なので様々な動物が出てきます。
現実の私たち人間社会で起きている、他人との違いを動物の種類の違いでも表しており非常に面白くなっています。
また、人間社会でも問題になっている「他者依存」「自己肯定感」「同調圧力」などなど。
人間の悩みは全て人間関係であると言われているようにズートピア2でも他者との関わり方がテーマだったと考察しました。
主人公のウサギのジュディは自分の信じたことやりぬこうとする力があり、パートナーのニックはそんなジュディにうまく合わせています。
ジュディの信念は世界をより良くするために自分の信じたことをする、ニックは今までずっと一人だったから大切な仲間と楽しく暮らせればいい。
このような考えの違いから、途中で仲たがいしてしまいます。
この他にも登場人物は自分の居場所を守るために他人を騙したり、自分にとって不利益だと思われる存在を排除して追いやろうとしていました。
しかも、自分が何かをされたわけではなく情報だけで相手を決めつけて悪者だと判断し仲間外れにしています。
しかも、それは悪意からくるものでなく善人でも「そういうものだ」という思い込みからです。
これって人間社会でもめちゃくちゃあることです。
ジュディはそんな間違いを正すために行動し、黒幕の猫にたいしても「他人との違いを恐れないで」というメッセージを伝えるシーンがあります。
これってすごく大切な言葉ですが、なかなか難しいですよね。
人間は集団で行動する生き物なので、他者との違いや同調圧力というものからは避けられません。
そんなことを全く気にせずに生活できる人もいますが、その周囲の人はその人を仲間外れにしようとする。そんな構図は良くある話です。
私も今回のズートピア2を観て改めてこのことの重要性と難しさを再確認しました。
ただ、「自分を強く持って他人のことを受け入れて」というのはなかなか抽象的すぎるように感じます。
ではどのように伝えればよいのか。
私は子どもの感じたことが具体的な事象(例えば、誰々と喧嘩した、言い合いをした、あの人が羨ましかった、など)に対してそのことが抽象的に言うとどのようなことなのか話し合い、具体的なことに落とし込むことが大切だと感じました。
そしてそれを、日々繰り返して行うことです。
例えば、子どもから「誰々に仲間外れにされて悲しかった」と言われたとしましょう。
この時に子どもの悲しい気持ちや友達への怒りやいら立ちはしっかりと聞いてあげます。
その上で、その気持ちから何をしたいのか一緒に考えてみる、例えば仲間外れにされた友達に仕返しするなど悪いことでも構いません。
そして、もし自分が同じようなことをしたらどう思うかを具体的な言葉にしてみるのです。
「自分と同じように悲しむ人が出るかもしれない」「○○さんも仲間外れにされたら嫌な気持になるかもしれない」
という考えになるかもしれませんし、こんなにスムーズに気持ちを切り替えるのは難しいので時間がかかるかもしれません。
どっちにしても、自分がやられたことを言語化して、感情を吐き出させます。
そして、その悲しさや怒りは自分以外の人が受けたらどう思うかを考える時間を作るのです。
そうすれば、少しずつでも他人の気持ちを考えることができるようになるのかなって思いました。
その時に、決して「やり返して仲間外れにしちゃえ」「自分とは違う子は中外れにしろ」なんて言ってはいけません。
大事なことは「自分を持って自分の感情と向き合う柔軟性を持たせること」です。
ストレス社会で求められることはメンタルの強さではなく、柔軟性です。
ズートピア2の話からこんなことまで行くとは思いませんでしたが、私はこの映画を観てそのように感じました。
とても面白かったので気になっている方はぜひとも映画館でご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。








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