子どもの習い事って親が過度に関わらないように気を付けていても、ついついのめり込んでしまいますよね。。。
こんにちは!きりんです🦒
今回は「子どもの習い事と親の関わり方」について書きました。
- 習い事をたくさんさせる親の心理
- 親のエゴはどんなもの
- ハイパーペアレンティングとは
- 習い事に必死な親が与える影響とは
近年、ほとんどの子が習い事をしており親の関わり方が問われる場面が多くあります。
親は子どもが大切だからこそなんとか成功させようと思います。
しかし、それが必ずしも子どものためになっているとは限りません。。。
今回は私自身の体験談や各方面で言われていることをまとめて
習い事にはどう向き合うべきなのか
習い事に過度に関わりすぎた結果どうなったかの体験談
ということについて書かせていただきました。
今現在、習い事をさせている親もこれから習い事をさせようと思っている親にも
参考にしていただければと思いますのでぜひ読んでいってください!
また子育てに関するブログを他に書いているのでよかったら覗いてください!



自宅で気軽に始められる習い事に関する記事もあるので気になった方は覗いてみてください!



子どもに習い事をたくさんさせる親の心理とは?
- 子どもに幸せになってほしい
- 継続することの大切さを学んでほしい
- 興味を持ったものは幼少期からやらせたい
- 親の夢を叶えて欲しい
習い事をたくさんさせる親の心理にはこれらようなことがあるのではないでしょうか?
そのために子どもに関わりすぎて、過度に子どもをコントロールしようとする親を
ハイパーペアレンティング
と言います。
急増中の「ハイパーペアレンティング」な親とは?
「ハイパーペアレンティング」という言葉を初めて目にする人も多いのではないでしょうか? 簡単に説明すると、「過干渉の子育て」や「子どもをコントロールしようとする親たち」の総称として使われることが多いようです。いわゆる『教育虐待』もハイパーペアレンティングに含まれると言っていいでしょう。
引用:こどもまなび☆ラボ
習い事をたくさんさせる親が全てハイパーペアレンティングに該当する訳ではないですが、
もしかしたら、ハイパーペアレンティングに繋がる可能性があるかもしれません。
ここではそのことも踏まえて、習い事をたくさんさせる親の心理について考えていきます。
子どもに幸せになってほしい
習い事をたくさんさせて多くの経験値を得ることが幸せに繋がると考えている場合もあります。
- やったことがある
- 知っている
- 他の子よりもできる
これらのことは自己肯定感などもにも繋がり、子どもを嬉しくさせることがあるのは間違いなさそうですよね。
私も子どもが3歳の頃に水泳とサッカーをやらせてみましたが、心の中では
「少しでも早くスポーツをした方が周りよりも有利かも」
という親の感情丸出しの考えもありました。
しかし、子どもの幸せは子ども自身が決めるもの。
習い事をたくさんさせるのが悪いわけではないですが、そこには子どもの気持ちが備わってないといけないですね!
継続することの大切さを学んでほしい
習い事を続けることで継続することの大切さを学んでほしいという気持ちもあるでしょう。
習い事をたくさんさせてどれか一つでも長く続けられればいい
長く続ける習い事を見つけて欲しい
習い事をたくさんさせればどれか当たるかもという気持ちもあるかもしれません。
継続力は人間にとって必要だし大切です。
これは正しいことですし継続してきたこと自体が子どもの自信や自己肯定感アップにつながるでしょう。
しかし、子どもが習い事にやる気がなかったり辞めたいと言ってきたら
続けられない→根性がないと感じる→口うるさく言ってしまう
という流れができてしまうかもしれないので気を付けましょう!
親子でどうすれば乗り越えれるかを考えることで絆も深まりますし、子ども親に対する信頼感が増すかもしれません(^^)
興味を持ったものは幼少期からやらせたい
子どもに身に付けて欲しことは幼少期からやらせた方が良い!
このような考えで子どもが少しでも興味を持った習い事をさせる親御さんもいるのではないでしょうか?
子どもは興味を持ちやすいです。
親が「やってみたい?」と聞くと
かなり高い確率で「やりたい!」というのではないでしょうか?
実際に幼少期での学びや体験というのは効果が高いと言われています。
しかし、それは子どものやりたいよりも親のやらせたいの方が大きいように感じます。
以下は小児科医の方の引用文です。
ピアノを2歳から続けてきた6歳の子とピアノに触ったことのない6歳の子で、どちらがピアノを上手に弾けるかといえば、間違いなく2歳からやっている子です。当然のことですよね。
公文をやっていれば計算ができるようになり、水泳教室に通っていれば泳げるようになる。習い事をするというのは、経験を通じてできることを増やすことと言い換えられるでしょう。できることが増えれば、人生の楽しみが増える可能性があります。ちゃんと意味はあります。
しかし、気をつけたいのは、無理強いしないこと。習い事がその子にむいていないなら、大きなストレスとなり、本人にも嫌な経験になってしまいます。
引用:コクリコ
ここでも書いてあるように効果はあるけど、注意点もあるみたいですね。
私も子どもに野球をやらせたいと思い子どもが興味を持つようなことをたくさんしていました(笑)
しかし、それが過度になると子どもをコントロールしようという気持ちが強くなります。
全て子どもがやりたいと追ってくるのを待つのは難しいですが、体験会などに積極的に参加して子どもを楽しませるという気持ちで始めるのがいいかもしれませんね。
子どもに習い事をたくさんさせるのは親のエゴなのか?
子どもに習い事をたくさんさせること自体は親のエゴではないでしょう。
- 子どに何かをさせなくちゃ!
- 暇な時間を与えるのはかわいそう!
- 今しかできないことをさせたい!
しかし、このような考えが飛躍すると子どもの気持ちを考えずに親がやらせたいことを詰め込んでしまうことがあります。
それは結果的に親のエゴになってしまいかねません。。。
子どもは新しいものに興味を示しやすいので、初めは興味を持つかもしれませんが面白くないと感じたらつまらないと感じてしまうでしょう。
子どもに何かをやらせたい!と思うのは良いことだと思いますが、
子どもの負担になっていないか?
やりたいと思うことってなんだろう?
このようなことを日々考えることが大切です。
そういった意識で子どものやりたいことや習い事に向き合うことで親のエゴになることを押さえられるでしょう(^^)
また、子どもに何か興味を持たせたいのであれば、子どもの視界に入るところにバットやサッカーボール、おもちゃのピアノなどなど
習い事に繋がるようなアイテムを見える場所に置いてみるのがいいです(^^)
積極的にイベントにも参加するのもおすすめですし、
何より親子で一緒にやってあげるのが一番だと思います!
子どもは親が楽しそうなときはとても幸せを感じるので、何かをやらせたい時には親も全力で楽しみましょう(^^♪
子どもの習い事に親が必死な時にやりがちなことは?
- アドバイスや励ましが正しいと信じ切っている
- 親の夢を叶えて欲しい
- 勝利至上主義になっている
- 親が熱くなることはいいことだと思っている
- 指導者や審判、チームメイトの悪口を子どもの前で言う
必死になるのは良いことですが、それが行き過ぎると子どもに悪影響があります。。。
それについて書いていきます。
アドバイスや励ましが正しいと信じ切っている
子どもに失敗をしてほしくないという気持ちから、上手くいくためのアドバイスやすぐに前向きにさせようとする言葉を投げかけることがあります。
もちろんそれは大事だし必要なことです。
しかし、子どもの成長には失敗も必要だし、それに向き合って自分で乗り越えるからこそ力になるもの大きいです。
親が子どもを過度に心配して自分の言いたいようなタイミングでアドバイスを浴びせたり、
子どもの話を聞かずに前向きな言葉ばかり投げかけては
それをプレッシャーに感じたり、自分で考える力を奪ってしまうかもしれません。
完全に放置は良くないですが、基本的には温かく見守るのがベストです!
子どもの成長には今何が必要なのか、親もそれに悩むことが親子の成長に繋がるのではないでしょうか(^^)
勝利至上主義になっている
特にスポーツなどに置いて、勝ち負けにかなりこだわる方もいます。
スイスサッカー協会の「パパへの手紙」にとてもいい話がありましたので引用します。
Fユース(U-9)の子どもからパパへの手紙
パパ、お願い。試合の後にママに「今日は勝った」とか「負けた」とかって話すのはやめて。ママには僕がとっても楽しんでいたって伝えてほしいんだ。それから、僕がすごいシュートを決めたから勝った、って言うのもやめてね。だって、そうじゃないんだもの。僕がシュートを決めたのは、仲間が僕に良いパスをくれたからなんだよ。勝ったのは、僕らのチームのゴールキーパーが必死に相手のシュートを防いでくれて、チームの仲間が全員でせいいっぱいがんばったからなんだ。(コーチが僕らにそう教えてくれるんだ)怒らないでね、パパ。こんなことを書いてしまったけど。僕、パパが大好きなんだ。練習に遅れてしまうので、これでおしまいにするね。練習に遅刻すると、今度の試合にはじめから出してもらえないんだよ。
勝利至上主義の方にとってはとても耳が痛い内容です。。。
しかし、これは子どもがスポーツをすることの本質を伝えていると思います。
やはり子どもは「楽しいから好きになれる」のです。
勝利の喜びももちろん大事ですが、それが一番になってしまうとどこかで必ず苦しくなります。
勝利の喜びはスポーツの楽しさを知ってからでも遅くはありません。
指導者や親はそのことに全力を注ぐべきだし、そのために必死になって勉強し行動することが子どもにいい影響を与えるのではないでしょうか?
親の夢を叶えて欲しい
親が目指していたものを子どもに叶えてほしい、と考える親もいるのではないでしょうか?
- プロ野球選手になってほしい
- オリピックに出てほしい
- 世界的なピアニストになってほしい
などなど、自分がかつて抱いていた夢を子どもに託す心理の根底には
子どものためというよりも、自分の夢を叶えたいという思いがあるのかもしれません。
自分がやってきたことの素晴らしさを伝えるのは良いことだと思いますが、それがいきすぎると子どもはとても窮屈に感じて苦しくなってしまう可能性があります。
最悪の場合、親子だけでなく家族関係にヒビが入ってしまうことも、、、
私の友人は父親に野球を5歳ぐらいから教えられ、小学校や中学校では野球漬けで遊ぶ時間がほとんどありませんでした。
その友人は野球があまり得意ではなく、結果も思っているほど出なかったのでどこか苦しそうな感じがしていたのも覚えています。
その子が習い事を全力でやるには面白いと思えないといけません。
親や指導者は子どもに小さい頃から技術的な英才教育をするのではなく、面白さを伝える努力をして全力でしなければいけないでしょう。
そうすれば、子どもは大きな目標を持ってくれるかもしれません。
親が熱くなりすぎている
子どものために一生懸命に応援やサポートするのはいいことですが
それが行き過ぎると子どもに悪影響を及ぼします。
ここでもスイスサッカー協会の「パパへの手紙」の一文を紹介します。
僕はプレーしたい、それだけなんだよ。僕は楽しみたいんだ。だから、僕がプレーをしているときには、「パスしろ!」とか「シュートだ!」とか、叫び続けるのはやめて。パパの言うことはあっているのかもしれないけど、僕が緊張してしまうんだ。
習い事をしている親は心当たりがある一文ですね。。。
私も子どもに「結果を出してほしい」という一心から、このような言葉を投げかけることがありました。
親が熱くなりすぎていると子どもは親のために頑張ろうとして、親の機嫌を取ろうとするなど、非常に良くない心理状態になります。
その結果、習い事が苦痛になってしまう
熱くなるのはいいことですが、
「どうやったら子どもは心から習い事を楽しめるか?」
ということを考え声をかけることを大切にしましょう(^^)
指導者や審判、チームメイトの悪口を子どもの前で言う
子どもは親の言動に敏感です。
大人が「子どもには理解できてないだろ」というような発言も子どもは感じ取っていることが多いです。
あの指導者はへたくそだ
あの審判のせいで負けた
今日は○○君のせいで負けたな
あのお母さんは全然協力してくれないな
このような言葉は子どもの純粋な心を傷つけます。
それだけでなく、このような言葉を浴びせ続けると子どもも同じようなことを言うようになり、周囲の仲間を傷つける恐れがあります。
しかし、このようなことは頻繁に起こっており、親は無自覚で発言していることが多いです。
大人は自分の言動の影響の大きさを自覚しなければいけませんし、常にいい言葉を投げかけることを考えて子どもと接してあげましょう!
習い事に必死な親が子どもに与えた影響とは?実際の事例を紹介!
習い事への関わり方は家庭によって異なり子どもへの影響も様々です。
習い事に必死な親の共通点は子どものためにやっているという思いがあること。
しかしその思いが子どもに届くのは時間が経ってからという場合もあります。
ここでは私自身の体験や身近であった
「習い事に必死に関わる親が子どもに与えた影響」
についてのエピソードを紹介します。
エピソード①親が行動や態度で示した事例
親が行動で子どもを応援し続けて良い影響を与えた事例です。
私の友人で陸上を習っている人がいました。
当時小学6年生だった友人はケガをしてしまい、十分に練習ができない日が続きましたが、その子の父親は陸上の練習に顔を出して他の子ども達と一緒にけっこうハードな練習を続けていました。
もともと走るのが大好きだった友人はストレッチなどが主なメニューで歯がゆい思いをしていたみたいです。
友人は結局、最後の大会も出場することができずに小学生の陸上生活を終えることになってしまったわけですが、
卒部式で友人の親が伝えた言葉が
「息子はケガをして走ることができませんでした。私はそんな息子の代わりに一生懸命に走っているという気持ちでした、一緒に陸上を頑張っているという姿を見せたかった。
息子は決して走るのをやめていたわけではないし、走りたくて仕方なかったと思います。
私が走り続けていたことを自分が走り続けていたこととして感じて欲しい。
だからこれからも陸上を続けて頑張ってほしいし、これからも一緒にお父さんも走り続けます。」
友人はその場でそのことを聞かされてめちゃくちゃ泣いたらしいです。
普段あまり多くを語らない父親だったみたいなので、自分が走っていないのに練習に来てくれて一生懸命走っていることが理解できたとのこと。
私もその話を聞いたとき感動して泣きました(笑)
頑張れ!あきらめるな!
という言葉は伝えることは簡単にできますが、行動で示し続けるのは難しい。
しかし、それがしっかり伝わった時の力はめちゃくちゃ大きいと思います。
実際に私の友人はその後も陸上を続けて、今でも走るのが大好きですしめちゃいいやつです。
私も子どもと一緒に戦うとはどういうことかを親になって分かるような気がしてきましたし、
このエピソードを思い出して自分もそのような親になりたいと思えました。
エピソード②過度に関わりすぎた事例
職場の上司が息子の野球に過度に関わりすぎて、二度と一緒に野球をしたくないと言われた事例です。
私の上司は若い頃は野球で活躍し、あと少しでプロ野球選手になれるかもしれないという選手でした。
そして、野球のことになると妥協できなくなり周りにもきつく当たってしまう性格だったみたいです。
息子に野球を教える時も常に高いレベルの技術や考え方を押し付けたことで、子どもは、強豪校の野球部に入りましたが、高校3年間の部活を終えた後には
「もう二度とお父さんと野球をしたくない」
とはっきり言われたみたいです。
上司もその言葉を聞いて深く反省し、自分はやりすぎてしまっていたんだと痛感したとのことですが、周囲から見ればやりすぎていたことなんて明白だったでしょう。
このことから分かるように、自分のことははっきりわかりません。
もしかしたら、周囲から注意があったかもしれませんが、自分が正しいと信じ込み聞く耳を持てなかったのでしょう。。。
しかし、これは習い事に必死な親であれば誰でも陥りやすいことだと思います。
習い事に一生懸命関わっていると自覚のある親御さんは、他人の失敗から学び教訓にしていきたいですね!
よくある検索・質問
小学生の習い事は週に何個するのがベストですか?
小学生の習い事は週に2~3個がベストではないかと言われています。
家庭環境や個人差で変わるので、必ず習い事をする必要はありません。
ADHDの子どもに向いている習い事は?
ADHDの子どもに向いている習い事は以下の6個が挙げられます。
- スイミング
- 武道
- ピアノ
- 絵画教室
- ダンス
- 通信教育
↑は『家庭学習教材・知育教材の天神』の引用記事です。参考になる記事なので気になる方はぜひ読んでみてください(^^)
習い事が多い子はストレスを感じますか?
学校の宿題だけでなく習い事にも追われて、余裕がなくなるしまう可能性があります。
その結果、精神的にしんどくなるお子さんもいます。
子どもが続かない習い事のランキングは?
スイミング、ピアノ、サッカーなどが挙げられます。
これは、やめる子が多いというよりも人気の習い事なので、辞める子も多く換算されてしまうからでしょう。
東大生は小さい頃にどんな習い事をしていたか?
スイミングや塾を習っていた東大生が多いみたいです。
他にも、ピアノなどもオススメと言われています。
まとめ
今回は子どもの習い事と親の関わり方について書かせていただきました。
冒頭でも書きましたが、親は子どもに幸せになってほしいと願っています。
そのために、良いと思うことは何でもやらせてあげたい。
自分の信じている考え方を授けてあげたい。
このように思うことは当然でしょう。
しかし、それが行きすぎたりやり方を間違えると子どもに悪影響なのは確かです。
とても難しい問題ですが、子どもの成長と一緒に親も学んでいかねばなりません。
私も日々頑張るので、子育て世代の皆様も一緒に頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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