こんにちは。
息子が小学校に入り、最近、向上心について考えるようになりました。
向上心ってよく言ったり聞いたりする言葉だが、その本質って自分も分かっていない場合が多いです。
特に自分が子どもの頃ってどうだったのでしょうか。
僕は小学3年生から野球をしていましたが、もっと上手くなりたいとか、試合に勝って優勝したい!
というような感情はいつの間にか、ただぼんやりと思っていたように感じます。
そのまま、中学、高校と野球を続けてそれなりに一生懸命頑張ってきたつもりです。
しかし、今思うことで間違いのないことは、何かを達成する人って、向上心が半端じゃないです。
目標を定めて、自分の時間を犠牲にしてそのことに打ち込む力が半端じゃないってことに気づきました。
気づいたというか、大人になって、甲子園に出場したり、何かの全国大会に出たり、起業していたりする人の話を聴いていると、「すごい」の一言で、自分って甘かったなぁ、、、って思います。
そんなこんなで今考えることは、向上心ってどうやって育つんだろうか?
ということです。
巷には数々の書籍や角界の著名人がインタビューなどで持論や体験談を語り、職場の上司や先輩は自分の体験から向上心について語るのをいつでも、ほんと毎日ぐらい見聞きします。
その言葉はなぜか常に新鮮味を帯びており、どこかで聞いたことがあるはずなのに気持ちを新たにしてくれる。
しかし、その気持ちは長続きはしません。
この長続きしないっていうのが、向上心の大きさの違いなんだと痛感します。
サッカー元日本代表の本田圭佑さんが、サッカー少年に向けてとても興味深いことを言っていました。
「モチベーションというのはすぐに上げることが出来る、しかし、それを継続することがなによりも難しい。みんなは今日本田圭佑に出会ったことで、ものすごいモチベーションが上がっているはずだけど、その気持ちを持ち続けるように頑張ってください」
といっていました。
ほんとにそうだなぁ、と思います。
しかし、子どもの頃ってその言葉の意味が理解できない。
なぜかって、子どもは自分に正直です。
自分のやりたいことに一生懸命であるために、定めた目標に関係ないことを一生懸命にやって時間を費やします。
もちろんそれは、悪いことではありません。
人間として当たり前のことだと思います。
しかし、大半の人が楽なほうに流されていることに気づかずに大人になっています。
僕もその一人です。
その状態を理解していてどう思うか?僕は変わりたいと思います。
大人こそ目標を定めて、変化を恐れずに何かに挑戦し続けなければならないといけないと思うのです。
僕は、人間はナマモノでとても腐りやすいと思っています。
しかし、条件付きで超長期で鮮度を保つことが出来る力も持っています。
その鮮度を保つことが出来るものこそ「向上心」だと思います。
その向上心を持って何かに挑み続ける姿を見せることこそ、子どもの向上心を育てるきっかけになるのではないかと思っています。
子どもに何か大切なことを伝えるためには、いかにして言葉を少なくし強烈なインパクトを与えることができるかが重要だと思います。
人から与えられたものは決して長続きしません。
時間がかかっても木が根っこを地面に張るよう力強く固まったものは、とても強く少々のことでは揺らぐことがないでしょう。
僕もまだまだ、これからです。
「本当の向上心」とは何かを常に考えて、挑戦し続けたいと思います。