子ども PR

子育てに関わる悩みに寄り添うチャイルドカウンセラーとは①

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

チャイルドカウンセラーとは、子どもに関する悩みを取り扱い、子どもやその周辺の大人たちに利益となることの手伝いをするスペシャリストです。

「子どもに関する悩み」は、様々なパターンがあります。子どもは小さい頃は正直になんでも話してきてくれるような印象がありますが、心が暗くなっている時には自分の心を閉ざしてしまいます。

また、子どもの悩みはその親である大人も悩んでおり、その内容は人それぞれです。

そのように苦しんでいる人たちの心に寄り添うチャイルドカウンセラーとはどのような存在なのでしょうか。

この記事の内容

・チャイルドカウンセラーとは子どもやその周辺の大人の気持ちの整理を手伝う

・カウンセラーが活躍する場所

・悩みに寄り添うためには自分の心も整理する

チャイルドカウンセラーとは

冒頭でも述べましたが、チャイルドカウンセラーとは、子どもに関する悩みを取り扱い、子どもやその周辺の大人たちに利益となることの手伝いをするスペシャリストです。

チャイルドカウンセラーとは資格の一つであり、国家資格ではなく一般社団法人

「日本能力開発推進協会(JADP)」

が認定する民間の資格になります。

資格取得には、JADPが運営する講座を受講する必要があります。

チャイルドカウンセラーの役割

ポイント

クライエント(相談者)の気持ちの整理を手伝う

子どもは本当は親や周囲の大人に構ってほしいのに気持ちをうまく言葉で伝えられずに、わざと悪いことをして注意を引くような行動をする子どもがいたとします。

この場合、悪さをした子どもの行動の問題点は

わざと悪いことをした

というのが問題なのではなく

本当は親に構ってほしいのに自分の気持ちを上手く伝えられない

というのが問題の本質になります。

悩みをもつ本人も自分の悩みが何なのか上手く言えない、その問題行動に隠された気持ちを受け入れて一緒に気持ちを整理して、上手に表現する方法を考えて子どもの気持ちを整理することが役割になります。

どのような姿勢で悩みと向き合うべきか

ポイント

・「信頼される姿勢」を心掛ける

・悩みを聞く存在として、自分自身の悩みや問題を整理しておく

・守秘義務を守る

信頼される存在

子どもやその親は「自分はダメなんだ」と大きな悩みを抱えて、近くにいる周囲の人たちに頼ることが出来ないので、カウンセラーを頼ってきていることが想定できます。

そんな中で、その人の悩みに寄り添う姿勢を欠いた行動をしてしまえば相談しにきた方々の心をさらに落ち込ませることになるかもしれません。

どのような行動がいけないのか?

例えば、悩みを相談しに来た相手に対し、自分の体験談や根拠のない応援などをしてしまうことはタブーです。

チャイルドカウンセラーの役割は

気持ちの整理を手伝うことです。

そのことをしっかりと理解して「信頼される姿勢」で気持ちの整理をする手伝いが大切なのです。

自分の状況を理解・整理する

悩みをきく存在であるのに、その自分が悩みを整理できていない状態はよくありません。

自分の悩みを整理できていない状態でカウンセリングに臨んでしまうと、クライエントの問題と自分の問題がすり替わり、問題の本質を見失ってしまうかもしれません。

そのような雰囲気を相手に感じ取られてしまえば、クライエントは一気に信頼を無くしてしまうでしょう。

カウンセラーも人間である以上、悩みを持つことは当然だと思いますが、自分の悩みをしっかりと理解して整理する力を持たなければいけないでしょう。

子どもへのカウンセリングの場

カウンセリングはどのような場所で行われているのでしょうか。

カウンセラーが活躍する場所

カウンセリングが行われる場所

・カウンセリングルーム

・教育機関

・小児科などの病院

子どもや親、また学校の先生など、チャイルドカウンセラーに相談しに来る相手は様々です。カウンセリングにはそれぞれの場所によって対応が異なる場合もあります。

カウンセリングルーム

託児所などに併設されているものもあります。

カウンセリングルームに来所されたクライエントは、子どもだけでなく親や学校の先生など、子どもにかかわる仕事をしている相談者が対象になります。

カウンセリングルームで対応にあたるカウンセラーもいれば、独立開業してメールや電話など様々な形でカウンセリングを実施するカウンセラーもいます。

教育機関

スクールカウンセラーや適応指導教室のスタッフは悩みを持つ子どもの手助けとなります。

また、学校の教員は授業など本来の仕事に加えて、子ども達の心のケアをすることは非常に負担になります。

それに対応するためにスクールカウンセラーは学校の教員と連携して、悩みを抱えた子どもたちを支えるために働いています。

適応指導教室

長期欠席している不登校の小・中学生を対象に、市町村が運営する公営施設や学校内で学習の援助をしながら、在籍している学校への復帰を目指す教室。各市町村の教育委員会によって運営されている。

小児科などの病院

病院に定期的に通っている子どもや入院している子ども、またその親に対してカウンセリングを行います。

治療中の子どもやその親は子どもの状態によって普段と違うこともあり。医師や看護師としっかり連携を取ってカウンセリングを行います。

また、医療分野も関わってくるため、高度な知識も求められます。

まとめ

ポイント

・チャイルドカウンセラーは「日本能力開発推進協会(JADP)」が認定する民間の資格

・相談を受ける自分の悩みをしっかり整理して安定した精神状態で、クライエントの気持ちの整理を手伝うという姿勢を持つことが大切

日本は幸福を感じる子どもが先進国の中でも非常に低い水準にあります。

これはとても悲しいことです。

人間は生きている以上悩みを持つものですが、その悩みを少しでも軽くすることが出来れば前向きに日々を生きることができる子どもが増えるかもしれません。