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モンテッソーリ教育とは?管理教育でなく自主性を伸ばす方法

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科学技術が進化して私たちの生活は日々進化しています。

インターネットはより高度化し、あらゆる場面でもネットやAIなどが身の回りにあふれてきました。

それは、生活が便利になったり、医療の進化など良いことが多いですが、その一方で人間の雇用を奪うかもしれないと言われています。

もちろん多くの仕事が奪われることはないと思いますが、単純作業は機械に奪われるかもしれません。

それに対してこれからは

思考力、対応力、表現力、ストレスへの耐性

が求められます。

そのために、注目されているのが幼児教育の『モンテッソーリ教育』です。

この教育は日本でよく行われる管理型でなく

子どもの自主性に着目し能力を伸ばす教育方法です。

この記事の内容

・モンテッソーリ教育とはなにか

・子どもは自ら成長する力を持っている

・親がすべきことは環境の提供

モンテッソーリ教育とは

本屋やテレビでよく見かける方もいるのではないでしょうか?

モンテッソーリ教育とは、医師で教育者のマリア・モンテッソーリ氏が考案した教育方法です。

「子どもには自ら成長する力が備わっている」という考えのもとで、このモンテッソーリ教育を受けた著名人は数多くいます。

自己教育力

我々人間は、産まれてから立って歩いたり、話したりする行為は誰から教えられるわけでもなく、できるようになるものです。

これは、周囲の環境に対して観察し真似することにより開花する能力です。このことから、子どもは乳幼児期から自ら考えてそのことを行おうとする能力があります。

これを「自己教育力」といい、モンテッソーリ教育では、この考えがベースとなっています。

モンテッソーリ教育の基本指針

モンテッソーリ教育では徹底的に子どもの自主性にこだわり、子どもにその環境を提供します。

大人がするべきことは、あれこれ教えたり与えたりするのではなく、子どもの自己教育力が発揮されるための物的環境や人的環境を与えてあげることです。

自立し自ら考える力を持っている人材を育てる、そのことで主体的に生きる力が養われます。

主体的に生きることが出来れば

・指示待ち人間でなくなる(思考力)

・他者を認める心や自己肯定感が上がる(道徳力)

・ストレスに強くなる(精神力)

テストなどの点数では測ることのできない人間としての生きる力とも呼べる能力を養うことが出来ます。

大人になればこのように生きることの難しさを強く感じますが、幼少期からの生き方でこの主体性は身に着けることは出来るのです。

これから求められる能力

冒頭にも書いたように科学技術の進化により、我々人類の生活はこれからも変わり続けるでしょう。

そんななかで求められるものは「非認知能力」といってテストで測ることのできない能力です。

非認知能力とは、この記事で何度も述べている、問題に対して自主的に解決方法を探り取り組む能力のようなものです。

多様化し科学技術が発達する社会ではこの非認知能力が求められます。しかし、未だに子どもに対して管理する教育が主流であり、自主性を伸ばす教育が普及しているとはいいがたい現状があります。

管理型教育

時代が大きく変わってきているのにも関わらず、教育現場では私が受けた教育と同じような教育が今も多く残っています。

親や教師の価値観は未だに大きく、「いい子」と呼ばれるのは「言うことを聞く子ども」です。もちろん、何も言ういことを聞かずに好きなことばかりして周囲に迷惑をかけることはいけません。

しかし、「言うことを聞く」ことでしか褒めてもらえなければ親や教師の顔色をうかがって行動するようになり、子どもは「好きなことよりも大人が喜ぶこと」を目的に生きるようになります。

そうなれば、社会に出ても指示待ちでしか動けず、自ら興味を持ったものを突き詰めたり新しいものに価値観を見出すことができません。

管理型教育では子どもの「個性」が抑圧されてしまう恐れがあります。大きくなってから個性を出そうと思ってもそう簡単には出来ないのです。

自主性を伸ばす教育

モンテッソーリ教育では物的・人的環境を教え手である大人が提供することとしていますが、具体的にどのようなことが行われているのか?

やりたいことに没頭させる

例えば、子どもがおもちゃで夢中になって遊んでいるとします。その時には、親が話しかけても耳に入ってきません。もしかしたら口からよだれを流していることもあるかもしれません。

このように集中している状態を「フロー状態」と言われたりもしますが、まさに完全にのめりこんでいる状態です。

ここでやっていることに対して子どもは集中して取り組み、何かを達成した時には「自分でできた!」という大きな達成感を味わうことが出来ます。

そして、またその達成感を味合うために意欲的に取り組む。このことを繰り返すことで高い集中力と持続力、思考力が養われるのです。

ここで周囲の大人が気をつけねばならないことは、集中している子どもの邪魔をしないことです。

「そんなもあたりまえ」と思いますが、これは結構難しいです。モンテッソーリ教育ではこのことを徹底して行うため、子どもが意欲的で集中力を高く持ってものごとに取り組む習慣が出来ているのです。

様々な年代とコミュニケーションをとる

社会人になってから一番大切といってもいい能力がコミュニケーション能力です。

このコミュニケーション能力は、これからの多様化する社会ではとくに重要になると言われています。

ここでの狙いは多様な価値観を知ることにあります。

人と接する機会が少なければ様々な考えしか経験できないので、社会に出て様々な価値観に出会ったときにとても戸惑ってしまうかもしれません。また、その時にその環境に馴染めなければ大きなストレスになってしまう恐れもあります。

小さなころから、老若男女とコミュニケーションを取っていれば、上の世代には教えてもらえる、下の世代には自分が教えるなどもあり、人の話を聞く力や教えることで理解力を深めるだけでなく、自己肯定感も高めることが出来るでしょう。

まとめ

モンテッソーリ教育を受けた著名人として、Amazonのジェフ・ベゾス氏、将棋の藤井聡太さん、歌手のテイラー・スウィフト氏などがいます。みんなに共通していることは、おそらく「主体的に生きる力が大きい」ということだと思います。

彼らは生れたときからものすごい才能があっただけでなく、その環境で自分の力を大きく伸ばすことが出来たんだと思います。

この環境は、大人が用意してあげることが出来ます。子どもの明るい未来のためにも大人が出来ることを学び、提供してあげることこそ自己肯定感が高く幸せな子どもが増える方法なのではないかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。