子どもは本当に可愛いし、幸せをくれる存在です。
しかし、子育ては簡単ではなく、保護者は心身共に大きな影響があります。
現在、日本で少子化が喫緊の課題であり、独身者よりも子どもがいる人の方が幸福度が低い、なんていうことも聞きました。
とても悲しいことだと思います。
しかし、子育ては重い通りにいかないことの方が多いです。
小さい頃は言葉が通じずに大泣きするし、夜泣きはすごい。
成長するごとに楽になることも多いですが、言うことを聞かなくなったり、やることなすこと全てが気になってしまうこともあるでしょう。
一体どうして我が子に対しこんなにもイライラしてしまうのでしょうか?
なぜ自分の子どもにイライラしてしまうのか?
我が子に対してイライラしてしまう理由は各家庭において様々な理由があるとは思いますが。
その背景には
自分自身の分身ともいえる存在が不幸せになってほしくない
というのがあるように思います。
他人の子どもが悪いことや考えられないことをしていても、そんなに気にならないのに、我が子がしていたら、気が気じゃないしどうにかして「まともな人間」にしなければ、というふうに思うからでしょう。
自分の子どもは自分の分身か?
子どもは自分の分身のような存在なのか?
分身というのは言い過ぎかもしれませんが、血を分けた存在が周囲に変な目で見られていたり、自分が恥ずかしいと思うことをしていれば、さも自分が恥ずかしさにさらされているような感覚になりなんとしてもそんなことはしない人間にしなければ。という考えになるでしょう。
「子どものために」という言葉は自己満足?
「子どものために」という言葉は、親のための言葉だと思います。
これは一見、子どもが今後不幸にならないために、親の経験や願望を子どもに押し付けたい。
という考えがあるからだと思います。
ケガをしないようい何でもかんでも「先回り」して子どもに指示を出したり、危険を排除する。
子どもに成功体験をさせるために過度なおぜん立てをする。
子どものやりたいことよりも、将来役に立つからという考えだけで親がいいと思ったことだけを勧める。
これは果たして本当に子どものためになっているのでしょうか?
考え方が変わればイライラは減らせる
親は我が子が気になってしょうがありません。
大切だからこそ気になって気になって仕方ないし、そのためイライラしてしまうのです。
ではイライラしない方法はあるのでしょうか?
子どもは血の繋がった「他人」
子どものやることなすことが気になって仕方のなら、子どものことを他人と思う練習をしてみましょう。
これは無関心になれというわけではありません。
親としての責任は果たさなければなりませんが、子どもも自分の考えを持った「個人」でります。
行動や発言には絶対に意味や考えがあるのです。
他人がやっていることと思い、見守ってあげる努力をしましょう。
初めは難しいし今まで通り口を出したくなりますがそこはグッと我慢。
それが出来るようになれば子どもの行動に対して寛容になれるし、客観的な目線で対応できてよい循環が生まれるかもしれません。
親ももっと自分勝手になるべき
親自身ももっと自分勝手になるべきです。
これは子育てを放置して自分のしたいことだけするという意味ではなく、マインドの問題です。
「子育てが忙しくてなにもできない」
これは確かに間違いないことでしょう。
しかし、それを理由にして何もしようとしない、何も目標をもたなけければ、たとえ子育てが終わったとしても動き出すことが出来るかわかりませんし、ダラダラと過ごしてしまうかもしれません。
大切なことは自分のしたいことを常に考えておくことです。
そのためにはどうすればよいのか、子育てが忙しい中でもできることはないのか。というマインドでいると、行動力が生まれるだけでなく物事に対してアンテナも出てきます。
確かに子育ては自分の時間が無くなるし、体力的や精神的にも追い込まれてしたいことはあっても気力が湧かないでしょう。
しかし、何かを変えるには今までと違うことをしないと何も変えることは出来ません。
まずは子育ての中でもスキマ時間に気付くだけでもいいでしょう。
そこからほんのちょっとずつ自分のやりたいことに繋げていきましょう。
まとめ
子どもに対してイライラしてしまうことは当たり前です。
それだけ一生懸命に向き合っているし、自分のことを大切に思っているからです。
子どものことだを考えることは、子どものためのようでそうじゃなくなることもあります。
自分のために動くことも子どもに対しての向き合い方を良い方向に向かわせることになるので、少しづつでもマインドを変えていきましょう。