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児童虐待撲滅を目指す団体 認定NPO法人児童虐待防止協会とは

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日本では児童虐待の相談件数が年々増加しています。

また、この数は相談があったとされている数なので、実際には相談もできずに虐待を受け続けている子どもも多いでしょう

非力な子どもへの非道な虐待はあとを絶ちません。

そんな虐待の撲滅を目指して活動を続けている団体も多くあります。

今回は、認定NPO法人児童虐待防止協会について書きたいと思います。

この記事の内容

・児童虐待の実態

・認定NPO法人児童虐待防止協会について

児童虐待の実態

日本で児童虐待の統計が始まった1990年から最近発表された2020年の児童虐待の相談件数は31年連続で増加を続けて、とうとう20万件を超えました。これは昨年から約1万件以上増えています。

引用:教育新聞

これは、非常に悲しいに事実です。

日本は少子化が進んでいるにも関わらず、虐待の件数は右肩上がりで増加し続けているというのは受け入れがたい事実です。

これには国や自治体がしっかりと対応できていないということもあるように思えます。

虐待をする家庭は、単身親世帯や貧困層など経済的に厳しい状況にある家庭が多いです。

しっかりと育てたくても仕事を掛け持ちして体力的にも精神的にもしんどく、子どもに対してもしっかりと向き合ってあげれない。

それにより、暴力を振るってしまったり育児を放棄するネグレクトも起きてしっまています。

これに対して、子どもだけでなく親やその周りの支援者に対して、サポート活動を行っている団体があります。

児童虐待が31年連続増加 児童虐待はなぜ起こるのか?日本の貧困率は統計開始から31年連続で増加しています。様々な要因が考えられますが、各家庭内の問題だけでなく、国や自治体のサポート体制が整っていないことも問題が起きてしまう原因かもしれません。これに対して、個人で何ができるのでしょうか。...

認定NPO法人児童虐待防止協会

認定NPO法人児童虐待防止協会は子どもの虐待を防止するために設立された、日本で初めて民間団体です。

「児童虐待は社会の問題」として精力的に様々な活動を行っています。

子どもへの支援だけでなく、親をはじめその周囲の大人たちへのサポートを充実させることにより、どのような状況下の子どもであっても、愛情と環境に恵まれ、等しく人としての命と成長が尊重される社会をめざしています。

実際にどのような活動を行っているのでしょうか。

子どもの虐待ホットライン

このホットラインは、子どもだけでなく親やその周囲の大人などだれでも対象です。

家庭内で実際に暴力を受けたり、ご飯を食べさせてもらえない。学校に行っても楽しくない。友達に痣がある。。などなど、様々な相談に対し、専門の相談員が電話口で相談に乗ってくれます。

また、子育てに対して自身が持てなかったり、自分は虐待しているのではないかと悩んでいる親に対しても対応しています。

人間はストレスを大きく感じると、普通では考えられないような行動をとってしまいます。自分が子どもに手を挙げているのにそれが分からなくなる。あんなに可愛かった自分の子どもが憎くて仕方なくなる。

ストレスは人間の心を混乱させて、周囲とのつながりも塞いでしまいます。

そんな時には、ただ話を聞いてもらうだけでも心軽くすることが出来るかもしれません。私自身も、仕事や子育てで自暴自棄になりかけたときに、話を聞いてもらうだけで心が軽くなったことがあります。

それだけ、感情を吐き出すというのは大切なんだと思います。

このホットラインは周囲で虐待が行われているのではないか?と不安になっている人に対しても対応しています。

虐待をされている子ども、している大人というのは、自分からそのことを話しにくいケースもあり発見が遅くなったり、それがやむことなく続けられるということもあるみたいです。

なので、周囲でそのようなことが感じられたら思い切ってこのホットラインに相談することも必要なのかもしれません。

電話はどんな相談でも匿名で行うことが出来ます。

地域支援者サポート事業

医療・保健・福祉の場で働く人びとが、子ども虐待についての正しい理解と共通認識をもって、子どもと親のサポートをしたいとの願いで始めた研究会です。

子どもの虐待について学びたい人を対象に、専門家を講師に招いて定期的に研究会を開いています。

問題を解決するにはまずそのことを知ることが重要となります。そのことについてしっかりと知ることによって、より起きていることを詳しく見ることが出来るし、問題についての対策も深く考えることが出来ると思います。

また、同じような志を持った人たちと一緒に学ぶことで向上心もより大きくなると思います。

子ども虐待の予防教育授業

この活動は、高校や中学などの教育現場に出向いて、虐待の実情を伝える活動です。その中では、生徒同士で話し合ったりすることで、子どもの虐待についての知識をより考えを身近にし深めていきます。

子どもである時に虐待について学ぶことは、辛い事実を知ることにもなると思いますが、問題の重要性を知ることで虐待について対策していきたいという気持ちを持った子どもが増えれば、将来、虐待が減ることが期待できます。

また、実際に授業を受けた生徒たちからも「必修にすべき」「殴る蹴るだけが虐待じゃないことを知った」などの感想があり、この言葉を聞くと非常に意義のある活動だと思いました。

まとめ

児童虐待防止協会以外にも活動をしている団体は多くあります。

多くの人が児童虐待について真剣に考えて撲滅に向けて行動しているのです。

しかし、日本では虐待が後を絶たないどころか、年々増加傾向にあるのも事実です。

このギャップをいかに埋めるかは、一人でも多くの人が児童虐待を他人事にせず考え、まずはその実態を知ることが大切なのだと思いました。

私自身ももっと勉強を続けていき、児童虐待がなくなる世の中を目指して行動していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。