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映画ルックバックは子供にこそ観てほしい。頑張る人の全てが詰まってる作品

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映画ルックバックは子供にこそ観てほしい作品です。

チェーンソーマンの作者である、藤本タツキ先生が描いた短編作品ですが、これはとても素晴らしい作品だと思いました。

大人向けの作品だと思いますし、子供が見ても理解ができないかもしれないと思うかもしれませんが、何かを頑張ることについての大切なことがたくさん詰まっている作品であり

大切な人の存在について考えさせられる作品でもありました。

主人公である勝気な性格の藤野と引っ込みじあんであるが抜群にえの上手い京本。

藤野は自分よりも絵がうまいやつがいるなんて許せないという気持ちを抱きますが、京本はそんな藤野のことを先生とあがめて大ファンであります。

そんな二人が、小学校卒業時に出会うことになり、ずっと京本に嫉妬していた藤野は京本が自分のことを天才だとあがめていることにたいして嬉しくて嬉しくて、、、、、

挫折していた漫画にも一度取り組むだけでなく、二人で一緒に漫画を描き始めるようになりました。

一緒に大きな目標に向けて頑張る中、成長していく二人。

2人は絵を描くことについて真摯に取り組み、大きくなるにつれてそれぞれの夢を持つようになります。

ここで感じたのが何かに必死に取り組むことのすばらしさです。

藤野は京本に負けたくない、もっといい作品を作りたい。という思いを持ち続けて友達や家族に「漫画なんか描くのはもうやめろ」と言われながらも一心不乱に書き続けます。

この時の姿は、はたから見れば叶わない夢を追い続けているかわいそうな人です。

でもその姿が非常にかっこいい

この姿こそ人間にとってとても大切なことだと感じましたし、子供の姿でこの描写があることに大きな意味があると思いました。

そして、二人はついに漫画の連載という大きな目標を果たすわけですが、京本には自分の絵を追求したいという本当の夢が

そこで二人は別々の道に分かれますが、自分の決めた道を歩き続けます。

そして、藤野は売れっ子漫画家になり、アニメ化も決まる。

しかし、こころのどこかに何か足りないものがある。

それはきっとずっと一緒にやってきた京本の存在でしょう。

そのようなもやもやした気持ちを抱えた時に、京本が通う美術大学に通り魔が入り京本が殺されてしまったという訃報が入ります。

京本が死んでしまったのは、引きこもりだった京本を一緒に漫画を描くために外に連れ出した自分のせいだと藤野は落ち込みますが

その時に、京本の部屋にこれまで一緒に歩んできた軌跡や、道が違えたあとも京本は藤野のことを一番に考えていた痕跡を見つけます。

この時、藤野は自分は一人じゃないし、これからの京本と一緒にあるとかんじたのでしょう。

前を向いてまた漫画に取り掛かるのです。

物語だけ見ていけば、このような短い作品です。

実際に子供がみても、あまり理解できないことがあるかもしれません。

しかし、この作品には熱があります。

セリフはそこまで多くなく、画だけの描写が多いですが、その一つ一つに大きな意味があり、子供がみても「なんとなくでも心に残る」。

そんな風に感じました。

そして、時間が経ったときにこの作品のすばらしさの意味を少しずつ近いしていくのではないかと思いました。

本当に素晴らしい作品は心が動かされます。

それには大人とか子供とか、理解力があるとかはあまり意味をなさないと思います。

心が震えるという感情です。

この作品にはそれがあるように感じました。

是非とも子供一緒にもう一度見たいと思います。